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学校制度から見る日本とアメリカの違い

こんにちは
今日はアメリカの学校システムについて簡単に説明したいです。違いや共通点を理解する事で日本の利点や改善点を見つけれるものですよね!ちなみに、私はこういう専門家でもなんでもなく、アメリカに生活で自然に学んだり、高校でバスケやストレングスのコーチのインターンをしていた時、高校生との会話の中から勝手に気づいた事を言っているだけです。

年数:
アメリカはK-12と言われるように、日本と同じ12年間(小学校6年間、中学校3年間、高校3年間)の教育システムになっています。

違いは、小学生1年生から高校3年生までの区切りを一つで表現します。中学校に入る時、日本のように1から数え直さず、7th、8th、9th gradeと言います。つまり、7年生、8年生と続きます。それが高校でも続き12年生までいきます。

日本:

アメリカ:


1 州によってシステムが違う
まず、一番大きな違いは、これは政治についてもそうですが、各州が学校のシステムを決めていると言う事です。アメリカはそれぞれの州が一つの国のような統治力を保持しています。だから、教育の方針も州(正確には地区)によって異なります。例えば、小学校が5年か6年、中学校が2年〜4年のところもあります。さらに、体育のを義務にしていることろもあれば、選択で全く体育を取らないで卒業できる州もあります。おもしろいですよね!

州によってはcharter schoolという私学の高校に似たシステムを採用している高校があります。これは日本で言うところの総合高校に似ているかな?学校の運営は公立なので税金なのですが、学校がその政府からもらったお金をどのように振り分けるかを決める事ができる高校です。他の公立高校は州に言われた教育指導方針の通りに教育します。

2 生徒がクラスを選ぶ
他の違いは、アメリカでは一応クラスもあるし担任もいてるし、HR(Home Room)と言って、クラスメートと過ごす時間もあります。しかし、基本的には生徒が授業のあるクラスに行ってクラスを受けます。日本はずっと同じ生徒と過ごすため勝手に友達を作れましたが、これだと友達を作りに行かないと難しいですよね。でも、ある意味では嫌いな人がクラスにいたら、その人と一日中ずっといなくてもいい、と言う利点があるような気がします。

高校では(ある程度)取る授業も選べます。こういった自由度は高校生活の後半にどんどん増えて行きます。始めの2年程は取らないといけないクラスを取ります。そして、残りの2年間はElectives(選択科目)の中から選びます。もちろん決められた選択の中からではありますが。選択が出来ると言うのもとても良いシステムだと思います。

3 才能は伸ばす
アメリカと日本とで特に違うなと思うのが、アメリカでは部活動に入っている生徒は「アスリート」として登録して、アスリートとしている事で単位の一部として認められるようです。そうでないことろもあるみたいですが。裏を返せば選ばれた人間しか部活動をできない、と言う事になります。これについてはまた詳しく話したいです。

これってひいきじゃない?
って思うかも知れませんが、別にスポーツに限った事ではありません。みなさんご存知の通り、アメリカには飛び級があります。出来る子は高校1年生でも3年生の授業を受ける事もできるし、高校で成績がとても良ければ大学の授業を取る事もできます。アメリカには成績が良ければAPと IBといってもっと難しくて進んだクラスを取る事ができます。これは、Honors' classといって履歴書にも残りますし、選ばれた子達しか受けれません。良く取れば自分の学力の進み具合に応じてクラスがある、と言う事ですね。悪く言えば、努力しない子達はどんどん残されて行くと言う事ですね。

出来る子は出来る子で集まり、どんどんその能力を伸ばすチャンスがあります。もちろん、それに気づいてくれる親や先生のサポート、さらに金銭的問題が生じるのが現実問題なのですが。。

4 放課後の施設を使う
日本の学校と言えばとても閉鎖的です。しかし、アメリカでは放課後、例えば運動を教えたり、英語が喋れない人が安く、もしくはタダで英語を学べる機会があったり、クラブチームが中学校や高校の体育館を使ったりします。

やはり、これらの違いがうまく回るシステムの裏にはアメリカの多様性があるように思えます。経済力や人種も違うし、英語を話せなかったり読み書きができないアメリカ人がいている、というのは日本では少し考えにくい状況ですよね。日本では差はあるにせよ、まだ似ている方だし、人種も同じ。日本語もみんな話せる。アメリカはその違いを克服するためにいろんな選択肢がある、と言う事なのだと思います。さらに、マイノリティ(黒人や女性)をサポートしたりする奨学金システムなど、そういった選択肢も日本とは違う所かと思います。

でも、こういった出来る人が伸びるシステムの裏には放っておかれてる子供達や、努力をしないで何も学ばず何も出来ず卒業して行く生徒を大量に毎年生産しているという現実もあります。そういった意味では、日本は「違い」が少ない分、何も学ばず卒業していく生徒の割合は少ないのかも知れません。

日本はこの教育システムの違いをどう捉えるべきなのでしょうか?

私は実はアメリアのシステムに賛成です。なぜかと言うと、公平公平と言って同じように育てても、社会に出たらそこは競争社会だからです。だからその競争システムが学校にあるのがアメリカと言う事です。これからの世界に立ち向かって行くには30%の中途半端な人間を作るより、5%の世界で戦える誰よりも出来たり、努力する人間を輩出して行く方が言いと思います。さらに、自分の出来ない事をずっと12年間無理やりやらされて自分が何がしたくて、何が得意がわからない教育をするなら、得意な物を伸ばせるシステムを作れば、子供のときから自信ややりたい事に気づかせる事ができるのではないでしょうか。






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