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寿命と健康:ヒトの生きる年数はそんなに変わっていない

こんにちは

この前運動は寿命を延ばすのではなく、生きる質を上げる、という話をしました。ですから今日は寿命について話してみましょう。

寿命と言うのは実は少し面倒臭い単語で、少しの文字の違いが大きな違いを表します。まずLife Span(ライフスパン)という言葉があります。スパンとはspan 長さを表します。ライフは命です。そう、これば命の長さ、つまり寿命。。。のように思えますが、実は違います。これは、ある種が生きる最大の長さを(病気や事故の要素を省いて)表します。つまり人間だと80〜85歳程です。最大寿命として、異例として122歳という記録があります。ま、そういうまれ中のまれの話は置いといて。

2000年以上の文献におもしろい記録があります。人間が何も病気もせずに生きて死んだ場合その寿命は大体75〜80歳という記録があります。

あれ?って思う人いますよね。テレビや本で昔の人の寿命は40〜50歳だと聞いた人が多いと思います。
はい、つまりみなさんが思っている寿命というのは実は平均寿命の事なんですね。これは病気や事故で亡くなった人も全て含め、その平均の寿命を表す物です。昔は戦争も当たり前、倫理観も高くなく、法律もバラバラ。医学の未発達、食料不足、疫病などは当たり前のようにありました。つまり、戦争で亡くなったり、風邪を引いてそれが肺炎になり亡くなったり、などは当たり前だったのです。だから、平均すると40−50歳になるんです。

でも、ヒトという種としては実は10年程しか変わっていないんですよね。学問的に2000年で10年と言うのは無視できる程小さな差です。

今年、平均寿命というのはどんどん伸びて行っています。その最たる理由が医学の発達でしょう。予防接種などにより、死に至る病気は予防でき、薬や手術の質、技術などは発展の一途をたどって行っています。しかし、その一方、ガン、脳卒中、脳梗塞、心筋梗塞などを引き起こす人、それらによって亡くなる人は後を経ちません。これらを全て足して考えた場合、8割ほどの割合でどれかの病気にかかり亡くなる計算になります。

興味深い事実が、これらの病気はつい50年程前までこんなに多くなかったという事です。つまり、これらは病気は生活環境の変化によって増えたと考える事ができます。テクノロジーの発展でヒトはどんどん動かなくなり、食料は発展国では有り余る状態です。

脳卒中、心筋梗塞、心臓発作、脳梗塞の危険因子として挙げられる物のいくつかが、
•高血圧、
•ドロドロの血
•固まって収縮性のない血管
•HDLという身体に良いコレステロールの低下
•LDLという悪いコレステロール値の上昇
•体重の上昇
•体脂肪の上昇
•心肺機能の低下

さらに大きな要素として遺伝、年齢が上げられます。他の要素として、精神的ストレス、長期にわたる睡眠不足、環境汚染、などが挙げられます。

遺伝と年齢はコントロールがききませんが、それ以外の要素は全て生活習慣を変える事と運動をする事で改善できます。

別に脅すつもりはありませんが、生活を少し見直すだけで自分の20年後の人生が変わると思いませんか?

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