こんにちは
今日は何かを教える際にとても大事なフィードバックについてもう少し詳しく話したいと思います。これはスポーツのコーチやトレーナーだけではなく、身体を使った動きを教える人全て(整体師、リハビリの専門家、ピアノの先生、教習所の先生)に当てはまる事です。
フィードバック1ではKRとKPの違い、さらにいつどういった場面でフィードバックが効果的かと言う話をしました。シリーズ2では、叙述的と処方的フィードバック、質と数値のフィードバックについて話しました。
今回は、また違う種類のフィードバックについて話します。
1)KP?KR?
おさらいとして、KRとは結果に関する情報を与える事です(入った、外れた、よかった、悪かった、今のは20mだったよ、など)。KPとはパフォーマンスの結果に関する情報を与える事です(右腕が下がってたよ、腰が動いてなかった、など)。
では、KPとKRではどちらの方がいいんでしょうか?
ある研究ではKPの方が詳細な情報が与えれるので良いと言う結果が出ています。しかし、また別の研究で、KRとKPの関係性を調べました。その時にわかったのが、KPとKRを両方使う方が良いと言う事です。この結果の説明として、KPとKRでは機能が少し違うからだと言います。
KRの機能:
a)「感覚があってるかを確認させる機能」があります。例えば、野球のバッティングを練習しているとしましょう。今、自分がやった素振りに対して、身体がどう動いたかという感覚はありますよね?でも、それが合ってるかどうかというのは初心者、もしくは本当のエリートレベルでないと分からないかもしれません。だから、ある時素振りをしました。KRで良かったと言われます。これによって、「この感覚が正しい」という関係性が成り立ちます。
b)さらにKRにはモチベーションを上げる機能があります。だからKPだけではやる気を持続できないのです。
KPの機能:
a)KPが効果的に機能する場面は2つあります。1つは、ある動きがフォームのように特定の動きを必要とするとき。もしくはダンスのように、ある特定の動きの順番があるときはKPがとても効果的です。
b)もう一つは、動きが複雑な時。例えば、短距離走やスポーツの動きのフォーム(ピッチング、バッティング、テニス、バレーボール、、、なんでも)足関節の動き、膝の角度、足全体の動き、股関節の動き、腕、身体の姿勢、リカバリー、プッシュオフなどとても、一人の人間が全てに神経を注ぐには複雑すぎて無理があります。こういった複雑な動きにはKPが効果的になってきます。
つまり、KPにはより多くの情報を与えれますが、モチベーションの機能はありません。こういった理由で、両方をうまく使う事が大事だと言われています。
2)あってた事に関する情報か間違ってた事に関する情報か
フィードバックを与える時、「〜〜〜が良かった」というあってた事に関する言い方と「〜〜〜をもっとこうしないと」とか「〜〜ができてなかった」というエラーについて情報とあります。研究の結果では、エラーについての情報を与える方が効果的だと言われています。何を直さないといけないかを教えてあげるのは、非常に大事な事のようです。でも、1)で気づくように、間違った事ばかりを言っていると、自信もなくしますよね。だからKRがとても重要なのです。
3)どれぐらい詳細に教えればいいか
では、コーチとして、どれくらい詳細に情報を与えれば良いかという話をします。研究では、例えば「5cmずれていた」と言う情報と「5.4cmズレていた」と言う情報など実際のパフォーマンスの結果からどれだけ詳細に話せば効果的かというのを調べた物がいくつかあります。結果は、後に「悪いフィードバックのあげ方」の時にも話ますが、細かすぎると意味がないか、もしくはパフォーマンスが落ちる事がわかっています。パフォーマンスが落ちる話はまた次にするとして、意味がない理由は、人間のパフォーマンスはもともと100%同じ事を繰り返す事ができないようになっています。つまり、ある程度のズレは当たり前というか、それであって自然なわけです。さらにそんな細かい詳細をパフォーマンスという結果に反映するにはあまりにちっさすぎる差なわけです。
これから何かを教える時、KPとKRを使い分ける、何を直せばいいかに集中する、そして、あまり詳細な情報は与えない。と言う事に気をつけて指導してみてください。
今日は何かを教える際にとても大事なフィードバックについてもう少し詳しく話したいと思います。これはスポーツのコーチやトレーナーだけではなく、身体を使った動きを教える人全て(整体師、リハビリの専門家、ピアノの先生、教習所の先生)に当てはまる事です。
フィードバック1ではKRとKPの違い、さらにいつどういった場面でフィードバックが効果的かと言う話をしました。シリーズ2では、叙述的と処方的フィードバック、質と数値のフィードバックについて話しました。
今回は、また違う種類のフィードバックについて話します。
1)KP?KR?
おさらいとして、KRとは結果に関する情報を与える事です(入った、外れた、よかった、悪かった、今のは20mだったよ、など)。KPとはパフォーマンスの結果に関する情報を与える事です(右腕が下がってたよ、腰が動いてなかった、など)。
では、KPとKRではどちらの方がいいんでしょうか?
ある研究ではKPの方が詳細な情報が与えれるので良いと言う結果が出ています。しかし、また別の研究で、KRとKPの関係性を調べました。その時にわかったのが、KPとKRを両方使う方が良いと言う事です。この結果の説明として、KPとKRでは機能が少し違うからだと言います。
KRの機能:
a)「感覚があってるかを確認させる機能」があります。例えば、野球のバッティングを練習しているとしましょう。今、自分がやった素振りに対して、身体がどう動いたかという感覚はありますよね?でも、それが合ってるかどうかというのは初心者、もしくは本当のエリートレベルでないと分からないかもしれません。だから、ある時素振りをしました。KRで良かったと言われます。これによって、「この感覚が正しい」という関係性が成り立ちます。
b)さらにKRにはモチベーションを上げる機能があります。だからKPだけではやる気を持続できないのです。
KPの機能:
a)KPが効果的に機能する場面は2つあります。1つは、ある動きがフォームのように特定の動きを必要とするとき。もしくはダンスのように、ある特定の動きの順番があるときはKPがとても効果的です。
b)もう一つは、動きが複雑な時。例えば、短距離走やスポーツの動きのフォーム(ピッチング、バッティング、テニス、バレーボール、、、なんでも)足関節の動き、膝の角度、足全体の動き、股関節の動き、腕、身体の姿勢、リカバリー、プッシュオフなどとても、一人の人間が全てに神経を注ぐには複雑すぎて無理があります。こういった複雑な動きにはKPが効果的になってきます。
つまり、KPにはより多くの情報を与えれますが、モチベーションの機能はありません。こういった理由で、両方をうまく使う事が大事だと言われています。
2)あってた事に関する情報か間違ってた事に関する情報か
フィードバックを与える時、「〜〜〜が良かった」というあってた事に関する言い方と「〜〜〜をもっとこうしないと」とか「〜〜ができてなかった」というエラーについて情報とあります。研究の結果では、エラーについての情報を与える方が効果的だと言われています。何を直さないといけないかを教えてあげるのは、非常に大事な事のようです。でも、1)で気づくように、間違った事ばかりを言っていると、自信もなくしますよね。だからKRがとても重要なのです。
3)どれぐらい詳細に教えればいいか
では、コーチとして、どれくらい詳細に情報を与えれば良いかという話をします。研究では、例えば「5cmずれていた」と言う情報と「5.4cmズレていた」と言う情報など実際のパフォーマンスの結果からどれだけ詳細に話せば効果的かというのを調べた物がいくつかあります。結果は、後に「悪いフィードバックのあげ方」の時にも話ますが、細かすぎると意味がないか、もしくはパフォーマンスが落ちる事がわかっています。パフォーマンスが落ちる話はまた次にするとして、意味がない理由は、人間のパフォーマンスはもともと100%同じ事を繰り返す事ができないようになっています。つまり、ある程度のズレは当たり前というか、それであって自然なわけです。さらにそんな細かい詳細をパフォーマンスという結果に反映するにはあまりにちっさすぎる差なわけです。
これから何かを教える時、KPとKRを使い分ける、何を直せばいいかに集中する、そして、あまり詳細な情報は与えない。と言う事に気をつけて指導してみてください。
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